新型車両4000形登場


セラコム発足8年目での進化

2009年冬。当社、首都急行電鉄株式会社(通称:セラコム)の発足を翌年春に控え、新会社の顔となる全く新しい車両が誕生しました。これが、当社9000形電車です。この9000形も再来年、2017年には登場から8年が経過します。当社の理念体現し、当社を支える軸となる役割を果たしてきた9000形ですが、8年が経過するこの時期に当たり、セラコムの象徴の座を次のデザインに受け渡します。

 

新型車両は4000形。9000形から8年、同車と同じ西東京線でデビューを果たします。

2010年、独特のデザインで登場した9000形車両
2010年、独特のデザインで登場した9000形車両

外観

路線識別化方針に基づき、全面に大胆な桜色を配色。正面デザインも垂直水平の9000形から柔曲線の新たなデザインへ進化します。
路線識別化方針に基づき、全面に大胆な桜色を配色。正面デザインも垂直水平の9000形から柔曲線の新たなデザインへ進化します。

川崎重工製台車、efWINGの採用

新しい時代の鉄道車両には徹底的に新機軸を取り込むと言うセラコムの方針に準拠し、先に福島線で実験を行っていたCFRP(炭素繊維強化プラスティック)を用いた川崎重工製台車「efWING」を採用。車体軽量化に貢献しています。

諸元

形式 4000形
導入両数 10両編成31本【310両】
MT比 4M6T
制御装置 VVVFインバータ制御【フルSiC素子】
主電動機 永久磁石同期電動機【PMSM】
車内設備 車内鴨居部【17インチワイドLCD3画面】車内枕木方向【21インチLCD×12画面】
製造 川崎重工

置き換え対象

当形式の登場で、西東京線に在籍する11000形更新車、3500形後期車、5000形、5050形の4つの形式を一挙に置き換えます。これにより同線を走るすべての車両がVVVFインバータ制御車両となり、西東京線の近代化を完了します。